今や常識?!テストの点より大事なこと!

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昨今さまざまな育児雑誌でもよく目にするようになってきた「非認知能力」。一度は耳にしたこともある方も多いのではないでしょうか?ではなぜ「非認知能力」が大切なのでしょうか?
これは、テストの点数や偏差値といった目に見える「認知能力」とは異なり、自己コントロール力、協調性、粘り強さ、創造力、好奇心といった、人としての生きる力を指します。この能力は、学校や仕事、さらには人生全般において、成功や幸福を支える重要な土台とされています。
例えば、幼い子どもが新しいパズルに挑戦するとしましょう。うまくいかないときに「どうやったらできるかな?」と考えたり、失敗を乗り越えて最後までやり遂げたりする力は、非認知能力によるものです。また、友達と遊ぶ中でおもちゃを順番に使うことを学んだり、ケンカをしても仲直りする方法を考えたりするのも、非認知能力が育っている証拠です。
幼少期からこの能力を育むことで、学業成績や社会性、さらには将来の職業的成功にもつながることがわかっています。特に幼児期から小学生期は、非認知能力を伸ばすゴールデンタイムといわれています。この時期に家庭での「お手伝い」を通して成功体験を積ませることは、子どもにとって大きな財産となるでしょう。今日は、家庭でできる簡単なお手伝いをまとめました。

非認知能力を育むお手伝い

幼児期前期(1~3歳)
片付け遊び:おもちゃや絵本を決まった場所に片付ける。(自己管理能力)
洗濯物分け:靴下やタオルを色や形で仕分ける。(分類能力)
水拭き:濡れたタオルで机や床を拭く。(手先の器用さ)
植物への水やり:小さなじょうろでお花や植物に水をあげる。(責任感)
簡単な運搬:軽いもの(ティッシュ箱や小さなカゴ)を運ぶ。(力加減を学ぶ)
スイッチ係:照明や音楽プレイヤーのスイッチを入れる。(因果関係の理解)
ゴミ捨ての手伝い:小さな紙ゴミをゴミ箱に捨てる。(整理整頓)
クッションや毛布の整頓:ソファのクッションを並べる。(観察力)
靴の片付け:自分の靴を玄関で揃える。(自己管理能力)
幼児期後期(4~6歳)
テーブルセッティング:お皿、箸、ナプキンを並べる。(順序性)
簡単な食材の準備:サラダ用のレタスをちぎる、パンにバターを塗る。(創造力)
靴を揃える:家族の靴を玄関で整える。(整理整頓)
ペットのお世話:餌をあげたり水を交換する。(責任感)
タオルを畳む:タオルやハンカチを半分に折る。(手先の器用さ)
朝の準備をサポート:お弁当袋やリュックを指定の場所に置く。(自己管理)
洗濯物を干す:小さなハンガーに靴下やハンカチを掛ける。(細かい作業能力)
スープの材料を混ぜる:軽く混ぜる作業を担当。(達成感)
ベッドメイキング:布団を整えたり、シーツを引っ張るのを手伝う。(清潔感の意識)
簡単な片付け:クレヨンや紙、絵具を元の場所に戻す。(整理整頓力)
児童期(6~12歳)
料理の手伝い:卵割り、おにぎり作り、野菜の皮むき、簡単な炒め物。(計画力、創造性)
買い物リスト作り:親と必要な物を考えながらリストを作成。(問題解決能力)
掃除全般:部屋の掃除機がけ、雑巾がけ、ゴミの分別とゴミ出し。(自己管理能力)
兄弟・妹のサポート:宿題を教えたり、お風呂や着替えのサポート。(協力、リーダーシップ)
配膳と後片付け:料理を運ぶ、食器を片付ける。(責任感)
洗濯物の仕分けと畳み:服を種類別に分けて畳む。(観察力)
植物の世話:花壇の雑草取り、プランターの水やり。(自然への理解)
アイロンがけの手伝い:ハンカチやシンプルな衣類をアイロンがけ。(集中力)
DIY作業:家具の組み立てを親と一緒に行う。(創造力、実践力)
スケジュール管理:週末の家族イベントや食事のメニューを提案する。(意思決定力)
ペットの散歩:犬のリードを持つ、ペットのトイレ掃除を手伝う。(責任感、観察力)
季節の行事の準備:飾り付けや道具の準備。(創造力、伝統の理解)

どれも特別なことをしなくても簡単に取り入れられることばかりです。自分のことを大切にでき、周りの人のことも思いやれる、そんな子どもがたくさん増えると、その子どもたちが生きる社会はきっとより良いものになっていくと思います。今日も読んでくださりありがとうございました。

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